14.3 ハードウェアに関するFAQ

1. 本体について

Q: myCobotが細かくふるえます。

A: 最新のバージョンのatommainファームウェアを書き込んでから、pipを使用してpymycobotのバージョンをアップデートしてください。その後change_PID.pyファイルを起動してください。

Q: myCobotのジョイントの制限角度を教えてください。

A: ジョイント1とジョイント5に制限角度があります。ジョイント1、ジョイント5とも、時計回り/反時計回りにそれぞれ160°回転します。

注意 : myCobotを回転させる際には、少しずつ丁寧に回転させてください。制限角度に達したら無理に回転を続けることは避けてください。

Q: サーボ6個のコントロールには何を使用すればいいですか?

A: トップのAtomでコントロールします。

Q: Atomにはどんな役割があるのですか?

A: Atomは主にmyCobotマニピュレータの運動アルゴリズムを制御しています。フォワードキネマティックス(FK)/インバースキネマティックス(IK)、選択、加速/減速、速度の同期、複数補完、位置情報の変換など、リアルタイム制御、マルチスレッド処理などです。現時点では、Atomの関連プログラムはオープンソースではありません。

Q: マイクロプロセッサベースのmyCobotをHDMIインターフェースに接続してもディスプレイが表示されません。シリアルポートドライバをダウンロードしないといけませんか?

A: 書き込みが正常に行われているか、電源スイッチがオンになっているか確認してください。使用するHDMIポートを変えてみてください。端子はしっかりと差し込まれていますか?シリアルドライバのダウンロードは必要ありません。

Q: 他のバージョンのmyCobotでサポートされている通信インターフェースには何がありますか?

A: マイクロプロセッサベースのmyCobotはソケット通信TCPに対応しています。マイクロコントローラベースのmyCobotはUSB経由でシリアルポートへの通信が可能です。

Q: 使用中にサーボの電源が切れてしまいます。

A: 長時間の使用でサーボのオーバーヒート保護が働いたためで、異常ではありません。数分待ってから使用してください。

Q: myCobotはAndroidの開発環境には対応していますか?

A: 現時点では直接的なAndroid開発環境には対応していません。ご自身での開発が必要です。ElephantRoboticsではシリアルポートプロトコルを提供しており、シリアルポートの開発に使用できます。

Q: Raspberry Piに付属のUSBポートは何に使用するものなのですか?

A: Raspberry Pi 4BにはUSB端子が付属しており、Raspberry Piへの電源供給に使用します。現時点ではそれ以上の機能はありません。


2. パラメータについて

Q: myCobotの速度の単位は何ですか?

A: 動作速度の単位は180°/秒です。

Q: myCobot280-M5の通信周波数は?

A:10-20 Hzです。


3. エンドグリッパーについて

Q: アダプティブグリッパーを完全に閉じることはできますか?

A: 閉じた状態でもアダプティブグリッパーにはいくらかの隙間が生じるため、完全に閉じることはできません。スペーサー同士の厚みを厚くすることで調整はできます。

Q: myCobot280のアダプティブグリッパーの通信方式は何ですか?

A: ttl通信です。

Q: myCobot320とエンドパーツの通信に使用するインターフェースは何ですか?

A: myCobot320のエンドには485通信インターフェースが搭載されています。

Q: myCobotのエンドにUSBカメラを取り付けたいです。

A: 別途カメラフランジを購入して取り付けてください。


出典 : Elephant Robotics資料 Hardware Problem

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